UPBOX+

布団乾燥機カバーの破損したツメを3Dプリンターを利用して修理

布団乾燥機のコードや袋を収納する部分にカバーがありますが、長年、開閉しているうちに、カバーを止めておくツメが破損しました。
ツメの真ん中の幅が広い部分が根元から折れ、カバーを閉めても引っ掛からずカバーが外れてしまいます。仕方なく乾燥機を水平に置いてカバーを乗せていましたが、押入れの場所をかなり占有するので困っていました。

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ティアラ(冠?)の土台をFusion360で設計しUPBOX+で3Dプリント

家内が洋裁を習っており、近く作品展に応募するようです。洋服だけでなく頭にのせるティアラ(冠?)も派手に作りたいようで、リボンなどを巻き付けるティアラ(冠?)の土台を作ってほしいとのこと。紙で模型を作ってくれたので、それに近いものをFusion360で設計しました。

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窓枠と網戸枠を挟むコの字型のカスタムメイド部品を3Dプリント

借家住まいなので、柱や壁に釘やネジを打つことができません。暑いので窓を開けて風が入るよう、窓の内側に嵌める網戸を家内が自作しましたが、寸法に余裕がありすぎて風で網戸が飛ばされてしまい、虫や蚊が家の中に入ってきて網戸の役割を果たしていませんでした。
そこで、3Dプリンターの登場です。売っているものでは丁度良いものがない、とか、売っていてもそんなにお金はかけたくない、という時に、サクッとカスタムメイドの部品を作ることができます。
今回は、窓枠と網戸枠を挟むコの字型のカスタムメイド部品をFusion360で設計し、PolymakerのPolyplusPLAフィラメントでプリントしました。
PolyplusPLAフィラメントは、UPBOX純正PLAフィラメントUP Fila PLAほど固くて衝撃に弱い感じではなく、純正ABSフィラメントほど反りや浮きに悩まされることがないので、割と気楽に使えます。

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幅広マスキングテープにPITのりを塗布してABSのプリントを試行、大成功!

前回、各種プラットホームシートを試しましたが、何も塗布しなかったためか、ABSフィラメントは第一層目がシートに付着せず、ABSのプリントはうまくいきませんでした。今回は、幅が10cmのマスキングテープ「3M マスキングテープ 243J Plus 100mmX18m」とPITのり「トンボ シワなしピット アートG PT-GAS」を購入しました。

マスキングテープをセルボードに貼り付け、その上にPITのりを塗布した状態でiphoneケースをABSフィラメントでプリントしてみます。

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UP純正ABSフィラメントでの造形に悪戦苦闘、各種プラットフォームシートにトライ

昨年、UPBOX+を購入した際に、UP純正ABSフィラメントがおまけで付いてきました。もっぱらUP純正PLAフィラメントとPolymakerのPolyplus PLAばかりを使用していたため、セルボードへのフィラメントの食いつきが良く収縮もほとんど発生せず、反りや浮きに悩まされることはありませんでした。
iphoneケースもUP純正PLAフィラメントで作り愛用していましたが、何度か本体を出し入れしているうちに細い部分が欠けてきました。PLAは柔軟性がほとんど無いので、無理に力をかけると破損しやすいことから、ABSでiphoneケースをプリントすることにしました。かなり難航したために、結果的に各種プラットホームシートを試すことにもなりました。

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3Dプリンターの水平自動調整機能は過信しないほうが良い

UPBOX+が不調だったため購入先に送り修理していただきましたが、保証期間内ということで無料でした(片道分の送料は必要)。戻ってきて設置する際、設置場所が水平か水準器で確認しUPBOX+本体が水平になるよう設置しました。
UPBOX+の水平自動調整(Auto Level)でプラットホームを水平に調整してプリントしていましたが、どうもうまくプリントできませんでした。以下の写真のように、写真上部(プラットホーム後方)は比較的整然とプリントできていますが、写真下部(プラットホーム前方)はかなり乱れています。ノズルの先端とセルボードの距離がプラットホーム前方(写真下部)では広すぎる上、ノズル内または先端にフィラメントのカスが残っていてフィラメントがカールして押し出されているようです。

水平自動調整(Auto Level)のみではきちんと水平にならないようです。UPBOX+修理後に購入元でもプリント確認してから返送していただいてますが、その際、購入元の設置環境に合わせて水平調整されたと思われますので、こちらの設置環境とはかなりズレていたと考えられます。

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Fusion360の自由度の高い設計手法スカルプトをマスターするために外部の講座を受講

3DCADであるFusion360でソリッドモデルを使った幾何学的な設計をするのは慣れてきましたが、曲面を含むような自由度の高い設計をするには、ソリッドやサーフェスよりもスカルプトのほうが手早く設計できます。特に正確な寸法に基づく設計を要しないものは、驚くほど短時間で設計できるようです。しかしながら、スカルプトを独学でマスターするのは困難かつ時間がかかりすぎるので、外部の習得コースを受講することにしました。

以前、初級コースを受講したメイカーズラブさんが、最近、「Fusion360スカルプト講座」を開設されたようなので、これを受講することにしました。今回は開設後、まだ2回目の講座だったようです。
前半と後半を土曜日と日曜日に分けて開催されていましたが、たまたま、日曜日は用事があったので、前半だけでも受講することにしました。

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不揃いの写真立てを3DCAD、3Dプリンターで一新

暮れに仏壇の掃除をしていた時に、亡くなった父母や祖父母の写真4枚が、大きさも傾きもデザインも色もバラバラの写真立てに入っていて、あまりにも統一感がないことに気がつきました。この際、Fusion360で写真立てをデザインし、UPBOX+で一新することにしました。

以下の手順で行いました。

  1.  祖母の写真があまり良い写真ではなかったので、良さげな写真をスキャナでスキャンして光沢紙に印刷しました。
  2.  4枚の写真をL判の大きさに切り揃えました。
  3.  Fusion360でL判の写真が入るフォトフレームを設計しました。なお、フレームはサポート材なしでプリントできるよう、ベース部分は別にプリントして後で差し込めるようにしました。写真を裏から支えるカバーは、フレーム裏面の窪みぴったりの大きさとし、嵌めるだけで容易に落ちないようにしました。
  4.  1ミリ厚のアクリル板をアクリルカッターでL判の大きさにカットしました。

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独自に設計し3Dプリントした鳥の餌台に遂に小鳥たちが到来

Fusin360で設計後、PLAフィラメントを使ってUPBOX+でプリントし、庭に設置した鳥の餌台です。ここしばらく警戒感から寄り付かなかったのですが、数日前から餌を食べに来るようになりました。

かわいいですね。大型の造形物が無駄にならずに済んで良かったです。

3Dプリントに便利な小道具たち

3Dプリンターを購入すると必須の道具は付属していることが多いかと思います。UPBOX+にはスクレイパー(造形物をセルボードから引っぺがすヘラ)、ニッパー、ローラーシャフト(フィラメントのリールの幅が純正より広い場合にシャフトを延長する部品)などが付属しています。
3Dプリンター付属の小道具(スクレイパー、ニッパー、ローラーシャフト)
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ついに独自にデザインしUPBOX+でプリントした鳥の餌台を設置!

柱はギリシャのパルテノン宮殿風に、上部の屋根はタージマハール風にFusion360で7月にデザインした鳥の餌台と、先月木質フィラメントで造形した、中に入れる皿をいよいよ設置することにしました。

元の餌台と並べて写真を撮りたかったのですが、先月の台風で大破されてしまいました。

庭に設置したらこんな風になりました。
鳥の餌台を設置した庭
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鳥の餌台に入れる皿を木質フィラメントでプリント

以前作った鳥の餌台がそろそろ出番の季節になりました。鳥が穀物の殻を残したり糞をしたりして汚れたときに簡単に取り外して洗える皿を作ることにしました。

餌台が白なので、木質のベージュっぽい色が似合いそうなので、木質フィラメントを使うことにしました。ところで、UPBOX+は米国ではAFINIA H800+として売られています。このAFINIAから純正木質PLAフィラメントが売られており、以前買ったものがまだ残っていました。iPhoneケースを作る際に、試しにこの木質フィラメントでプリントした時は、強度不足かつプリント時にフィラメントが詰まり気味だったので、その後は敬遠していました。

Fusion360で鳥の餌台の下部の皿を入れる箇所に円筒のボディを作って餌台のボディで切り抜き、さらにシェルを使って内側をくり抜いて皿状にしました。また餌台の隙間から入れるには皿が大きすぎるので半分にカットしました。

UPBOX+でプリント中に木質フィラメントが詰まって出てこなくなる現象が頻発し、いくつか失敗作を作ってしまいました。AFINIA純正フィラメントの割にはそれほどUPBOX+と相性が良いわけでもなく、扱いが非常にやっかいです。

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水漏れする萩焼の花瓶に入れる容器を3Dプリント

家内が萩焼の素敵な花瓶をお手頃な値段で買ってきましたが、萩焼の土はやわらかく、強く焼き締まっていないので水漏れします。
湯呑の場合、茶渋が器に入り、使っているうちに器全体の色が次第に変化し、これを「萩の七化け」と呼んで珍重されています。
花瓶はずっと水を入れっぱなしにするので、少しでも漏れると一晩で辺りがびしょ濡れになってしまうので、花瓶の中に入れる水漏れしない容器を3Dプリンターで作ることにしました。
花瓶の内径を計測し、中に落っこちないように口を広げた形状にデザインしました。


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サポート材剥がしにひと苦労-ナスのヘタの黒焼きと大スズメバチの入れ物

しばらく前から歯茎が歯の根元まで下がり歯が露出していたのが気になっていました。いろいろ調べてみるとナスのヘタの黒焼きが効くようで、2、3回試しにそれで歯磨きしたところ、絶大な効果を発揮し、歯茎が元の位置にほぼ戻りました。

しかしながら黒焼きの粉が袋に入っていて使いにくいことから、歯ブラシに付着させやすく保管もできる小型の壺が欲しくなり、3Dプリンターで作ることにしました。



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自分独自のiphoneケースをデザインして3Dプリント!

phoneを入れているケースが甘くなり、使用中にケースから本体が外れてしまう現象が度々起き、ケースの用を成さなくなってきたので、3Dプリンターで自作することにしました。
ThingiverseなどにもSTLデータはあるようですが、それでは安易すぎるのと、Appleが詳細な寸法図を公開しているので、それを元にFusion360とUPBOX+で作ることにしました。
最初のデザインでは、iphoneの外側のボタンのある箇所はザックリ切り抜いて作ってみました。実用上は全く問題ありませんが、見た目があまり良くない感じがしました。

それぞれのボタンの箇所はボタンの形状に合わせ、スピーカーやコネクター、カメラ部分もスピーカーやコネクター、カメラの形状に合わせて穴を空け、裏面にはちょっとしたデザインを凝らしました。

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洗面台にピッタリ収まるコップ立ての3Dプリントに挑戦!

我が家の洗面台は、コップや歯ブラシを置く場所が、電動歯ブラシや電動髭剃りの充電機能付きスタンドで占有されているので、洗面台の中間の小さな棚に手作りのコップ立てを置いてコップを掛けています。このコップ立ては、プラスチックの四角い皿に家内が針金で作った塔を置いてコップ立てに仕立てたものです。
ですが、針金の塔と四角い皿は固定されておらず、四角い皿も棚の形状に合わないので、コップを掛ける際に頻繁に棚からころげ落ちていました。
そこで、皿と一体化したコップ立てを3Dプリンターで作ることにしました。
最初にデザインしたものがこちらです。

回転体で簡単に作れますが、皿部分は洗面台の棚に収まるものの、コップを取るときにぶつけると容易にころげ落ちそうです。
次にデザインしたのはこちら。 続きを読む

大型の3Dプリントに挑戦!(鳥の餌台完成)

鳥の餌台の下部と上部がプリントできましたので、ネジのメス部分をプリントして上部と下部をネジ止めしようと思いきや、ネジがどうにも嵌りません。
どうやら鳥の餌台の下部のプリント時間短縮のために積層ピッチ0.3mmでプリントしたため、ネジ山の精度が落ち、うまく嵌らなかったようです。
Fusion360にはネジを作る便利な機能があるのでこれを利用しましたが、M6ならM6と指定すると、0.1mm緩めにするといった微調整が効かないようです(少なくとも自分では方法が見つからなかった)。
結局、メス部分はネジでない穴をオス部分とぴったり合う大きさにしてプリントしました。
完成した鳥の餌台はこちらです。 続きを読む

大型の3Dプリントに挑戦!(鳥の餌台上部のプリント、非純正フィラメントにトライ)

鳥の餌台下部のプリントが出来たので、上部の屋根部分をプリントします。UPBOX+はエクストルーダーの温度設定ができるので、非純正フィラメントも使用できそうです。
非純正フィラメントで何か良いものがないか調べてみると、「Polymaker製の3Dプリンタ用フィラメントはフィラメントの詰まりが 起きにくいよう設計(Jam-Freeテクノロジー)されており、ほぼ全ての デスクトップ熱融解式積層3Dプリンタで使用することが可能です。」と書いてあるので、Polymaker製のフィラメントを試してみることにします。
その中でも「PolyPlusはあらゆるデスクトップ熱溶解積層3Dプリンタ用に作られた最高級のPLAフィラメントです。高反応速度で溶解・ 凝固するため、“熱ダレ”が少なく、ノズル詰まりも起こりにくいのが特長です。」とあるのでPolyplusが良さそうです。

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大型の3Dプリントに挑戦!(鳥の餌台下部のプリント)

鳥の餌台下部はプリント時間が長いため、結果的に2回に分けてプリントし結合させました。
柱の途中の太くなっている部分が結合部分で、柱が差し込まれています。



この半透明の純正PLAフィラメントはご覧のように少し艶があり、見た目がそれなりに美しく仕上がります。 続きを読む