Maker Faire Tokyo 2017でAutodeskのブースに立ち寄った際に、写真から高精度の3Dデータが作成可能なソフト「Remake」を紹介いただきました。制限付きの体験版もあるとのことでした。
3Dスキャナも同様のことができますが、このソフトが使えそうなら投資せずに済みそうです。早速、試してみることにしました。
なお、自分のパソコンで3次元化の処理を実行させるには、相当パワフルなグラフィックボードの搭載が必要なようですが、クラウドで実行させる場合には、一般的なスペックで済むようです(詳細はこちら)。
1.体験版をダウンロード、インストールします
http://remake.autodesk.com/ にアクセスし、画面右上のTRYをクリックします。
Windowsの丸の絵をクリックするとインストーラがダウンロードされるので、これを実行。
デスクトップにAutodesk Remakeのアイコンが出ればインストール完了。
2.3次元化したい対象物の写真を用意します
角度を少しづつ変えた写真を用意します。なお、無償版では写真は50枚が上限と記載されています(詳細はこちら)。
このような少しずつ角度を変えた19枚の写真を用意しました。
3.Remakeで3次元化
Remakeを起動すると以下のような画面が出るので、画面上部の「Create 3D」をクリックして、先ほどの写真を読み込ませます。
クラウド上で3次元化処理が始まると画面下部の「My Cloud Drive」に画像が表示され、処理が終わると生成された3次元のメッシュデータをクラウドからダウンロード可能になった旨が通知されます。
ダウンロードすると、画面中央部の「My Computer」にメッシュデータの画像が表示されます。
4.3次元メッシュデータを確認
画面中央部の「My Computer」に表示された、メッシュデータの画像をクリックすると、画面がDashboardからEditorに切り替わり、メッシュデータの確認・編集ができるようになります。
先ほどの写真から生成された3次元メッシュデータはどんな風になったかといえば...
かような対象物とは似ても似つかぬものが生成されてしまいました(笑)。
写真を制限ギリギリの50枚近く撮るべきだったし、対象物の底面を裏側から撮ったのが敗因だったのかも知れません。そのうち再チャレンジします。
3Dモデルを画像から作成する記事を読ませて頂きました。画像の枚数や撮影方法。また被写体が人の場合はどうなるのか。その辺の興味が尽きません。出来ればメールを頂ければ助かります。詳しい話は、その時に。
宜しくお願い致します。