不揃いの写真立てを3DCAD、3Dプリンターで一新

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暮れに仏壇の掃除をしていた時に、亡くなった父母や祖父母の写真4枚が、大きさも傾きもデザインも色もバラバラの写真立てに入っていて、あまりにも統一感がないことに気がつきました。この際、Fusion360で写真立てをデザインし、UPBOX+で一新することにしました。

以下の手順で行いました。

  1.  祖母の写真があまり良い写真ではなかったので、良さげな写真をスキャナでスキャンして光沢紙に印刷しました。
  2.  4枚の写真をL判の大きさに切り揃えました。
  3.  Fusion360でL判の写真が入るフォトフレームを設計しました。なお、フレームはサポート材なしでプリントできるよう、ベース部分は別にプリントして後で差し込めるようにしました。写真を裏から支えるカバーは、フレーム裏面の窪みぴったりの大きさとし、嵌めるだけで容易に落ちないようにしました。
  4.  1ミリ厚のアクリル板をアクリルカッターでL判の大きさにカットしました。

以下はFusion360で設計したものですが、左からフレーム、裏蓋、ベース(15度の傾きでフレームに嵌め込む)です。裏蓋とベースは、きっちり嵌るよう丁度良いクリアランスを確保するために何度かプリントし直しました。

フォトフレームは黒で統一したいと思っていたところ、手元にPolymakerのPolyplusの黒が丁度あったので、それを使用しました。温度設定は最初205℃にしていたところ、エクストルーダがカタカタ音を立てていたので、温度を215℃に高くしたところ、カタカタ音が無くなりました。
ついでにUPBOX+のレールのグリスがかなり切れかかっている感じだったので塗り直しておきました。
UPBOX+でプリントした部品は以下のようになりました。左上はアクリル板をL判にカットしたものです。

組み立てた完成品は以下のようになりました。左が正面から、右が裏面から見たところです。

写真を入れて仏壇に飾ったところ、統一が取れて大変見栄えが良くなりました。父母や祖父母も喜んでいることと思います。

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