洋食器収納トレイに収納するナイフ用トレイを3Dプリンターで作成

わが家の食器棚の引出しには、ナイフ、フォーク、スプーンを収納するプラスチック製トレイがありますが、ナイフは先端が尖っているため、引出しを開け閉めするとナイフが前後し、先端がプラスチック製トレイに当たってトレイが削れ、削れた粉末がトレイ内に散らかって困っていました。
そこで、洋食器収納トレイに収納するナイフ用トレイを作成し、引出しが前後してもナイフが動かないようにすることにしました。
まずFusion360で設計しました。

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布団乾燥機カバーの破損したツメを3Dプリンターを利用して修理

布団乾燥機のコードや袋を収納する部分にカバーがありますが、長年、開閉しているうちに、カバーを止めておくツメが破損しました。
ツメの真ん中の幅が広い部分が根元から折れ、カバーを閉めても引っ掛からずカバーが外れてしまいます。仕方なく乾燥機を水平に置いてカバーを乗せていましたが、押入れの場所をかなり占有するので困っていました。

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Maker Faire Tokyo 2018に行ってきました(その2)

8/4と8/5に国際展示場で開催されていたMaker Faire Tokyo 2018で面白かったものの続きです。

まずは田んぼの草取りを合鴨のごとくにロボットでやってしまおうという農家にとって朗報のプロジェクト「i-GAMプロジェクト」。
無農薬を志向する農家は除草剤を撒かないので、収穫まで田の草取りを何度かする羽目になりますが、なかなか大変です。合鴨が足で泥を攪拌して雑草が根付かないようにするのをロボットでやらせようというわけです。家のお掃除もロボットがやってくれる時代に、田んぼの草掃除がロボットで出来てもおかしくありませんね。なかなかよいアイデアだと思います。
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Maker Faire Tokyo 2018に行ってきました(その1)

8/4と8/5に国際展示場で開催されていたMaker Faire Tokyo 2018に行ってきました。昨年も行きましたがとても面白かったので、猛暑にもめげずに行ってきました。8/5の昼過ぎに現地に到着して見回ったのですが、いろいろ興味深いものが多く、朝から来ればよかったと後悔しました。できれば2日間ともじっくり見たいくらいでした。

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Fusion 360 Academyに行ってきました

2018年7/28(土)に住友不動産六本木グランドタワーで開催されたFusion 360 Academyに行ってきました。丁度台風が上陸するということで雨が心配でしたが、東京はそれほど影響を受けずにすみました。


Fusion 360の最新テクノロジー動向、ユーザー事例、TIPS、ものづくりアワード受賞式など、いろいろな企画が盛り込んでありとても楽しめました。

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ティアラ(冠?)の土台をFusion360で設計しUPBOX+で3Dプリント

家内が洋裁を習っており、近く作品展に応募するようです。洋服だけでなく頭にのせるティアラ(冠?)も派手に作りたいようで、リボンなどを巻き付けるティアラ(冠?)の土台を作ってほしいとのこと。紙で模型を作ってくれたので、それに近いものをFusion360で設計しました。

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窓枠と網戸枠を挟むコの字型のカスタムメイド部品を3Dプリント

借家住まいなので、柱や壁に釘やネジを打つことができません。暑いので窓を開けて風が入るよう、窓の内側に嵌める網戸を家内が自作しましたが、寸法に余裕がありすぎて風で網戸が飛ばされてしまい、虫や蚊が家の中に入ってきて網戸の役割を果たしていませんでした。
そこで、3Dプリンターの登場です。売っているものでは丁度良いものがない、とか、売っていてもそんなにお金はかけたくない、という時に、サクッとカスタムメイドの部品を作ることができます。
今回は、窓枠と網戸枠を挟むコの字型のカスタムメイド部品をFusion360で設計し、PolymakerのPolyplusPLAフィラメントでプリントしました。
PolyplusPLAフィラメントは、UPBOX純正PLAフィラメントUP Fila PLAほど固くて衝撃に弱い感じではなく、純正ABSフィラメントほど反りや浮きに悩まされることがないので、割と気楽に使えます。

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幅広マスキングテープにPITのりを塗布してABSのプリントを試行、大成功!

前回、各種プラットホームシートを試しましたが、何も塗布しなかったためか、ABSフィラメントは第一層目がシートに付着せず、ABSのプリントはうまくいきませんでした。今回は、幅が10cmのマスキングテープ「3M マスキングテープ 243J Plus 100mmX18m」とPITのり「トンボ シワなしピット アートG PT-GAS」を購入しました。

マスキングテープをセルボードに貼り付け、その上にPITのりを塗布した状態でiphoneケースをABSフィラメントでプリントしてみます。

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UP純正ABSフィラメントでの造形に悪戦苦闘、各種プラットフォームシートにトライ

昨年、UPBOX+を購入した際に、UP純正ABSフィラメントがおまけで付いてきました。もっぱらUP純正PLAフィラメントとPolymakerのPolyplus PLAばかりを使用していたため、セルボードへのフィラメントの食いつきが良く収縮もほとんど発生せず、反りや浮きに悩まされることはありませんでした。
iphoneケースもUP純正PLAフィラメントで作り愛用していましたが、何度か本体を出し入れしているうちに細い部分が欠けてきました。PLAは柔軟性がほとんど無いので、無理に力をかけると破損しやすいことから、ABSでiphoneケースをプリントすることにしました。かなり難航したために、結果的に各種プラットホームシートを試すことにもなりました。

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3Dプリンターの水平自動調整機能は過信しないほうが良い

UPBOX+が不調だったため購入先に送り修理していただきましたが、保証期間内ということで無料でした(片道分の送料は必要)。戻ってきて設置する際、設置場所が水平か水準器で確認しUPBOX+本体が水平になるよう設置しました。
UPBOX+の水平自動調整(Auto Level)でプラットホームを水平に調整してプリントしていましたが、どうもうまくプリントできませんでした。以下の写真のように、写真上部(プラットホーム後方)は比較的整然とプリントできていますが、写真下部(プラットホーム前方)はかなり乱れています。ノズルの先端とセルボードの距離がプラットホーム前方(写真下部)では広すぎる上、ノズル内または先端にフィラメントのカスが残っていてフィラメントがカールして押し出されているようです。

水平自動調整(Auto Level)のみではきちんと水平にならないようです。UPBOX+修理後に購入元でもプリント確認してから返送していただいてますが、その際、購入元の設置環境に合わせて水平調整されたと思われますので、こちらの設置環境とはかなりズレていたと考えられます。

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Fusion360で無償利用残り日数が表示されたので無償利用延長手続きをしました

Autodesk Fusion360は、学生または教育機関の教育者は3年間、スタートアップ企業または愛好家は1年間無償で利用できます。私の場合は、個人の愛好家なので、1年間無償です。
最近、利用開始後1年近く経過したためか、利用残り日数が画面右上にブルーの背景色で表示されるようになりました。また、 Autodesk社Community Marketing ManagerのShannon McGarryが発信元で、件名が「Your Fusion 360 term is winding down – How to extend access」なるメールが届くようになりました。


先ほどのメール本文には「Do you still qualify for free use? If so, review the instructions on how to register your start-up or apply for non-commercial use.」と書かれているので、無償利用条件を満たしている限り、指示に沿って無償利用の延長手続きをすれば良いようです。

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3D Printing 2018を見学に行ってきました

2/14から2/16まで開催されていた「3D Printing 2018」を見に東京ビッグサイトに行ってきました。

東6ホールの7割ぐらいの面積での展示とセミナーだったので、それほど大規模でもありませんが、主要な3Dプリンターメーカー、3Dプリントサービス会社などがそこそこ出展していました。

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Fusion360の自由度の高い設計手法スカルプトをマスターするために外部の講座を受講

3DCADであるFusion360でソリッドモデルを使った幾何学的な設計をするのは慣れてきましたが、曲面を含むような自由度の高い設計をするには、ソリッドやサーフェスよりもスカルプトのほうが手早く設計できます。特に正確な寸法に基づく設計を要しないものは、驚くほど短時間で設計できるようです。しかしながら、スカルプトを独学でマスターするのは困難かつ時間がかかりすぎるので、外部の習得コースを受講することにしました。

以前、初級コースを受講したメイカーズラブさんが、最近、「Fusion360スカルプト講座」を開設されたようなので、これを受講することにしました。今回は開設後、まだ2回目の講座だったようです。
前半と後半を土曜日と日曜日に分けて開催されていましたが、たまたま、日曜日は用事があったので、前半だけでも受講することにしました。

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不揃いの写真立てを3DCAD、3Dプリンターで一新

暮れに仏壇の掃除をしていた時に、亡くなった父母や祖父母の写真4枚が、大きさも傾きもデザインも色もバラバラの写真立てに入っていて、あまりにも統一感がないことに気がつきました。この際、Fusion360で写真立てをデザインし、UPBOX+で一新することにしました。

以下の手順で行いました。

  1.  祖母の写真があまり良い写真ではなかったので、良さげな写真をスキャナでスキャンして光沢紙に印刷しました。
  2.  4枚の写真をL判の大きさに切り揃えました。
  3.  Fusion360でL判の写真が入るフォトフレームを設計しました。なお、フレームはサポート材なしでプリントできるよう、ベース部分は別にプリントして後で差し込めるようにしました。写真を裏から支えるカバーは、フレーム裏面の窪みぴったりの大きさとし、嵌めるだけで容易に落ちないようにしました。
  4.  1ミリ厚のアクリル板をアクリルカッターでL判の大きさにカットしました。

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Autodesk Recap Photoが新たにサービス開始、写真から3Dデータを生成してみた

2017年12月1日からRecapやRemakeに代わりRecap Photoを新たにサービスすることをAutodesk社がアナウンスしていたので、さっそく試してみることにしました。
先日、Autodesk Recap Proをダウンロード、インストールした際にデスクトップにRecap Photoのショートカットが生成されていたので、それをダブルクリックして起動すると、以前のRemakeに似た以下のような画面が表示されます。

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Autodesk Recapによる写真からの3Dデータ生成に挑戦、Remakeと結果を比較してみた

写真から3Dデータを生成するソリューションはAutodesk Remake以外に、Autodesk Recapというのもあるようです。Autodesk アカウントにサインインしてAutodesk Recapのホームページhttps://recap360.autodesk.com/に移動すると以下のような画面が表示されます。

上部のオレンジ色の帯の部分には「12 月 1 日以降、写真プロジェクトの作成は新しい ReCap Photo™ でのみ利用できるようになります。新しい ReCap Photo は、強化された処理能力を備えています」と書かれており、写真からの3Dデータ生成は、RemakeについてもRecapについてもRecap Photoに統合され一本化されるようです。

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独自に設計し3Dプリントした鳥の餌台に遂に小鳥たちが到来

Fusin360で設計後、PLAフィラメントを使ってUPBOX+でプリントし、庭に設置した鳥の餌台です。ここしばらく警戒感から寄り付かなかったのですが、数日前から餌を食べに来るようになりました。

かわいいですね。大型の造形物が無駄にならずに済んで良かったです。

3Dプリントに便利な小道具たち

3Dプリンターを購入すると必須の道具は付属していることが多いかと思います。UPBOX+にはスクレイパー(造形物をセルボードから引っぺがすヘラ)、ニッパー、ローラーシャフト(フィラメントのリールの幅が純正より広い場合にシャフトを延長する部品)などが付属しています。
3Dプリンター付属の小道具(スクレイパー、ニッパー、ローラーシャフト)
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ついに独自にデザインしUPBOX+でプリントした鳥の餌台を設置!

柱はギリシャのパルテノン宮殿風に、上部の屋根はタージマハール風にFusion360で7月にデザインした鳥の餌台と、先月木質フィラメントで造形した、中に入れる皿をいよいよ設置することにしました。

元の餌台と並べて写真を撮りたかったのですが、先月の台風で大破されてしまいました。

庭に設置したらこんな風になりました。
鳥の餌台を設置した庭
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