3Dプリンター

簡易な3Dモデル生成ツール「Autodesk Sapeshifter」に挑戦

Autodeskのクラウドサービスに「Autodesk Sapeshifter」というのがあり、無料で使えます。しかもテンプレートにある基本形状を選んで、スライダー操作で変形させるだけなので、難しい操作を覚えることなくいろいろな3Dモデルを生成できます。3DモデルはダウンロードしてFusion360に読み込ませたり、3Dプリンタでプリントできます。

画面は以下のような画面構成になっています。


操作手順は以下のようになります。  続きを読む

綺麗で繊細な花束を3Dプリントしたい

3Dプリンターで芸術的なものを作れないか、いろいろ調べていたところ、ジョシュア・ハーカーさんというシカゴを拠点に活動中のアーティストの方が、こんなにも繊細で綺麗な花束を3Dプリントされているようです。2014年当時はまだプロトタイプだったようでKickstarterにて寄付を募っていたようです。


出典:www.joshharker.com/art/mazzo-di-fiori/

白の単色なのに綺麗ですね。シンメトリックなデザインの組み合わせが基本のようですがそうでもない部分もあり、相当時間をかけて3Dデザインしているのでしょうか。

続きを読む

XYZプリンティングがフルカラー3Dプリンタ「ダヴィンチ Color 」の国内予約販売を開始

台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、欧米でのプリオーダー価格3000ドル(約33万円)のフルカラー3Dプリンター「ダヴィンチ Color 」を先日発表しました。この3DプリンターはFFF (熱溶解積層)方式とインクジェット技術を融合させる方式により、フルカラーをこれまでになく廉価に実現しており、かなり画期的だと思います。


続きを読む

自分独自のiphoneケースをデザインして3Dプリント!

phoneを入れているケースが甘くなり、使用中にケースから本体が外れてしまう現象が度々起き、ケースの用を成さなくなってきたので、3Dプリンターで自作することにしました。
ThingiverseなどにもSTLデータはあるようですが、それでは安易すぎるのと、Appleが詳細な寸法図を公開しているので、それを元にFusion360とUPBOX+で作ることにしました。
最初のデザインでは、iphoneの外側のボタンのある箇所はザックリ切り抜いて作ってみました。実用上は全く問題ありませんが、見た目があまり良くない感じがしました。

それぞれのボタンの箇所はボタンの形状に合わせ、スピーカーやコネクター、カメラ部分もスピーカーやコネクター、カメラの形状に合わせて穴を空け、裏面にはちょっとしたデザインを凝らしました。

続きを読む

Maker Faire Tokyo 2017を見に行ってきました!

Make: Japanのホームページを見ていたら、8/5と8/6に東京ビッグサイトでMaker Faire Tokyo 2017が開催されるらしいということがわかりました。
説明文には「Maker Faire Tokyoにはエレクトロニクス(電子工作)、ロボット、クラフト、ペーパークラフト、電子楽器、サイエンス工作、リサイクル/アップサイクルなど、あらゆるジャンルの自作のものが展示されています。」とあり、自分のようなモノづくりを楽しんでいる人たちが、作ったものを展示しているようです。
8/5に行ってみました。入場制限で会場入口からの行列に並びました。


ロボットや3Dプリンター、レーザーカッター、Arduino、Rasberry-PI、ドローン、人工知能関連など、所狭しと展示されていて、お話しを聞いてみるととても面白い話がいろいろ聞けて時間の経つのも忘れてしまうほどでした。 続きを読む

洗面台にピッタリ収まるコップ立ての3Dプリントに挑戦!

我が家の洗面台は、コップや歯ブラシを置く場所が、電動歯ブラシや電動髭剃りの充電機能付きスタンドで占有されているので、洗面台の中間の小さな棚に手作りのコップ立てを置いてコップを掛けています。このコップ立ては、プラスチックの四角い皿に家内が針金で作った塔を置いてコップ立てに仕立てたものです。
ですが、針金の塔と四角い皿は固定されておらず、四角い皿も棚の形状に合わないので、コップを掛ける際に頻繁に棚からころげ落ちていました。
そこで、皿と一体化したコップ立てを3Dプリンターで作ることにしました。
最初にデザインしたものがこちらです。

回転体で簡単に作れますが、皿部分は洗面台の棚に収まるものの、コップを取るときにぶつけると容易にころげ落ちそうです。
次にデザインしたのはこちら。 続きを読む

大型の3Dプリントに挑戦!(鳥の餌台完成)

鳥の餌台の下部と上部がプリントできましたので、ネジのメス部分をプリントして上部と下部をネジ止めしようと思いきや、ネジがどうにも嵌りません。
どうやら鳥の餌台の下部のプリント時間短縮のために積層ピッチ0.3mmでプリントしたため、ネジ山の精度が落ち、うまく嵌らなかったようです。
Fusion360にはネジを作る便利な機能があるのでこれを利用しましたが、M6ならM6と指定すると、0.1mm緩めにするといった微調整が効かないようです(少なくとも自分では方法が見つからなかった)。
結局、メス部分はネジでない穴をオス部分とぴったり合う大きさにしてプリントしました。
完成した鳥の餌台はこちらです。 続きを読む

大型の3Dプリントに挑戦!(鳥の餌台上部のプリント、非純正フィラメントにトライ)

鳥の餌台下部のプリントが出来たので、上部の屋根部分をプリントします。UPBOX+はエクストルーダーの温度設定ができるので、非純正フィラメントも使用できそうです。
非純正フィラメントで何か良いものがないか調べてみると、「Polymaker製の3Dプリンタ用フィラメントはフィラメントの詰まりが 起きにくいよう設計(Jam-Freeテクノロジー)されており、ほぼ全ての デスクトップ熱融解式積層3Dプリンタで使用することが可能です。」と書いてあるので、Polymaker製のフィラメントを試してみることにします。
その中でも「PolyPlusはあらゆるデスクトップ熱溶解積層3Dプリンタ用に作られた最高級のPLAフィラメントです。高反応速度で溶解・ 凝固するため、“熱ダレ”が少なく、ノズル詰まりも起こりにくいのが特長です。」とあるのでPolyplusが良さそうです。

続きを読む

大型の3Dプリントに挑戦!(鳥の餌台下部のプリント)

鳥の餌台下部はプリント時間が長いため、結果的に2回に分けてプリントし結合させました。
柱の途中の太くなっている部分が結合部分で、柱が差し込まれています。



この半透明の純正PLAフィラメントはご覧のように少し艶があり、見た目がそれなりに美しく仕上がります。 続きを読む

大型の3Dプリントに挑戦!(CADデータ作成)

小さい造形はこなせたので、大型の造形にチャレンジしてみます。
少し複雑な形状のものにもチャレンジしてみたいと思い、崩れかけていた小鳥のエサ台をカッコ良く作り直したいと考えました。
柱はギリシャのパルテノン宮殿風に、上部の屋根はタージマハール風にしたいと思います。
高さが限られるので、屋根と屋根から下はネジで締めて結合することにします。
Fusion360でのモデリングはこのようにしました。タージマハールにはあまり似てませんね。

左の屋根部分を右の台の上に乗せ、6ケ所のネジで結合させる予定です。  続きを読む

初めての3Dプリントに挑戦!

最初に3Dプリントするものは、比較的単純な形状でそれほど大きくないもの、一般には買えないものから選びました。現在住んでいる家の門柱上部のカバーが長年の紫外線の影響からかボロボロになっていたので、これを3Dプリントして取り替えることにしました。

まずは実物の寸法を計測してFusion360でデザイン。


実は、ボディ間を結合しないでフィレットしたため、ボディ間の角を埋めるハズが、一方のボディのヘリで反対側に丸めたために、角の部分が薄くなってしまいましたが、実用上、問題にならないのでそのまま使うことにしました。  続きを読む

3Dプリンター「UPBOX+」を思い切って買いました!

今までできなかったことができるようになる、来たるべき定年後の生活を充実したものにする、といったことのための投資なら、多少高額でもやる価値があると考えました。
購入にあたりいろいろ迷いましたが、3Dプリントを実際に事業展開されているメーカーズラブさん自身が、UP!シリーズを選定されている点で、カタログ比較ではわからない実用性が高いものと判断し、UPBOX+を買うことにしました。
メーカーズラブさんに注文すると日本3Dプリンター株式会社さんからUPBOX+が送られてきました。同社のサポートも受けられます。

続きを読む

個人で買える3Dプリンター選び

Fusion360の外部講習受講でそれなりに操作のメドが立ったことから、3Dプリンターを購入することにしました。
光造形方式かFDM(熱溶解積層法)方式か迷うところですが、光造形方式では造形後にアルコール洗浄が必要なのとアルコール廃液の処分が面倒なので、造形が綺麗な点には惹かれますがFDM(熱溶解積層法)方式を選ぶことにしました。

希望する要件は
・20cmx20cmx20cmぐらいの造形ができること
・各種フィラメントが使えること(できれば純正以外も)
・水平や垂直の調整が容易(できれば自動)なこと
・造形ミスが少なく、造形精度が高いこと
・本体にカバー
・日本でのサポートが受けられること
・予算的には30万円以内
といったところ。

候補としては、  続きを読む

外部のFusion360習得コースを受講することに...

3DCADであるFusion360を独学で学習するのは困難かつ時間がかかりすぎるので、外部の習得コースを受講することに決めました。いろいろなところで開催されています。
入門編なのに、後半はヒンジやスクリュー(ネジ)や2つの部品の嵌め込みなど、習得しておくと役立ちそうな内容が盛り込まれているメイカーズラブさん主催の
Fusion360初級・モノづくりのための3DCAD入門編
を受講することにしました。土日開催コースがある点も選択の決め手となりました。
通常は前半と後半を土曜日と日曜日に分けて開催されているようですが、たまたま、申し込んだ回は、土曜日1日で前編10時半〜16時、 後編17時~21時半をやってしまうハードなコースでした。

当日は10人ぐらいの受講者があり、30歳前後ぐらいの世代と50歳前後ぐらいの世代が6:4ぐらいの比率で参加していました。女性は4人ぐらいで主にデザイン系の仕事・趣味の関係で参加、男性は主にものづくり系の仕事・趣味の関係で参加しているようでした。  続きを読む

3Dプリンター関連の本を買って情報収集!

まずは、3Dプリンターの実用性や個人でビジネスとかもできそうか調べるために、何冊かそれらしき本を買って読み漁りました。

3Dプリンターは2013年に世界で熱狂的なブームを迎えたようです。そう言えば、会社で埃がかぶっている3Dプリンターも確か2014年ぐらいに買ってたような記憶があります。  続きを読む

3DCAD、3Dプリンターにおじさんが1からチャレンジ

ものづくりが好きでメーカーに入社したものの、いつからか管理的業務ばかり...。田舎暮らしの頃には日曜大工にいそしんでいましたが、都会に引っ越してからはとんとご無沙汰...。

ある日、「カブクとHonda、3Dプリントによる車両を共同製作」という記事を目にして、3Dプリンターで自分の好きなものが作れそうだな、って思い始めました。数年前の3Dプリンターブームの頃に会社でも3Dプリンターを買ったのに、活用されることなく今は埃をかぶっているのを思い出しました。
いろいろ調べてみると、個人でも買えそうな3Dプリンターが沢山売っています。

ということで、定年後の趣味と実益も狙って、3DCAD、3Dプリンターなどに1からチャレンジしていきます。その様子を綴っていきたいと思います。