Autodesk Recap Photoが新たにサービス開始、写真から3Dデータを生成してみた

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2017年12月1日からRecapやRemakeに代わりRecap Photoを新たにサービスすることをAutodesk社がアナウンスしていたので、さっそく試してみることにしました。
先日、Autodesk Recap Proをダウンロード、インストールした際にデスクトップにRecap Photoのショートカットが生成されていたので、それをダブルクリックして起動すると、以前のRemakeに似た以下のような画面が表示されます。

ここで一番上の「Create 3D」のところの「Object」の部分をクリックすると、以下のように、どこから写真ファイルを選択するかの画面が出てきます。

ここで左側の「Local Drive」を選ぶとパソコン内の写真ファイルが選べるようになります。先日のスマートフォン充電スタンドの写真を使うことにします。

プロジェクト名に「Recap_Photo_test1」と入力して、「Start」をクリックすると、クラウドに写真がアップロードされ3Dデータ生成処理が始まります。

3Dデータ生成が完了すると、完了した旨のメールが送信されます。当然ながら先日のRecapの完了メールとは文面も違います。

以下の画面下部の「My Cloud Drive」のプロジェクト「Recap_Photo_test1」をクリックして、生成された3Dデータをダウンロードできます。画面中央の「My Computer」にも3Dデータモデルのアイコンが出現します。

このアイコンをクリックすると3Dデータが表示されます。

以前生成したRemakeやRecapのデータと比較してみましょう。Remakeで生成した3Dデータが左、Recapで生成した3Dデータが右、今回Recap Photoで生成した3Dデータがその下です。

3Dデータに穴が少なく、より現物に近い3Dデータが生成されているようで、3D生成アルゴリズムが改良されているようです。
ついでに、Remakeで三角メッシュを四角メッシュに変換して出力できた機能がRecap Photoに継承されているか確認してみました。

モデルのエクスポート画面での出力形式選択メニューに「OBJ(Quads)」があるので、Remake同様の四角メッシュでの出力機能が実装されているようです。
四角メッシュでOBJファイルをFusion360に読み込ませ、ユーティリティ→変換の「クワッドメッシュからTスプライン」を実行してみました。スカルプ編集できそうです。


新たにサービスしたRecap Photoですが、機能的にはRemakeやRecapから強化されているようです。利用料が無料だと嬉しいのですが、今のところ30日トライアル以外は有料のように見受けられます。3Dプリントを趣味で楽しむ程度の私たち個人ユーザにとってはつらいですね。

コメント

  1. tak より:

    私も久しぶりにRemake起動したらRecap photoへの移行となってしまい困っていました。年額5万円弱な上にクラウドクレジット必須となるとホビーユースにはきついですよね…   photoscan standard に乗り換えることにしました。 貴重な情報ありがとうございました。とても参考になりました!!

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