写真から3Dデータを生成するソリューションはAutodesk Remake以外に、Autodesk Recapというのもあるようです。Autodesk アカウントにサインインしてAutodesk Recapのホームページhttps://recap360.autodesk.com/に移動すると以下のような画面が表示されます。
上部のオレンジ色の帯の部分には「12 月 1 日以降、写真プロジェクトの作成は新しい ReCap Photo™ でのみ利用できるようになります。新しい ReCap Photo は、強化された処理能力を備えています」と書かれており、写真からの3Dデータ生成は、RemakeについてもRecapについてもRecap Photoに統合され一本化されるようです。
ブルーの「写真から3D」の部分をクリックすると以下の画面が出てきます。
この画面には「ReCap Photo ™ を使用できるようになりました」「ドローンおよび UAV ワークフローをサポートする、強化された処理能力と新しい機能を備えた新しいデスクトップおよびクラウド ソリューション、ReCap Photo で写真プロジェクトを作成できるようになりました。ReCap Photo はすぐに利用可能で、既に ReCap Pro とバンドルされています。
引き続き弊社の以前のサービスを使用して写真プロジェクトを作成することもできます。ただし、写真を 3D 化するクラウド サービスは 12 月 1 日に開始する ReCap Photo でのみ利用できます。
ReCap Photo にアクセスするには、Autodesk Account にサインインし、管理タブで最新バージョンの ReCap Pro を選択して再インストールします。この単一のインストール プロセスを通じて ReCap Photo をインストールするよう選択できます。」と書かれています。
早速Recap Proの試行版をダウンロード、インストールしてみました。Recap Photoもインストールされているように見えます。
起動すると以下のような画面が表示されます。
この画面の中央に、3つのブルーの四角い大きめのアイコンがあり、一番右が「Photo to 3D」と書かれています。これをクリックすると、この記事最初のAutodesk Recapのホームページhttps://recap360.autodesk.com/に戻ってしまいます。12月1日になるとRecap Photoの正式サービス画面に遷移するのかもしれません。
仕方がないので、現状のRecapで3Dデータ生成を試行してみることにしました。以前、Remakeで3Dデータ生成に使ったのと同じ写真を使って、3Dデータの出来栄えを比較することにします。
まずRecapの画面から写真データを読ませます。
読み込み後は以下のような画面となります。
画面右下の「設定→」をクリックすると、クラウドでの3Dデータ生成処理が開始され、終了すると以下のようなメールが届きます。
Recapの画面は以下のように変わり、「recaptest2」が生成されています。
この「recaptest2」をクリックすると以下の画面になります。
ここで「3Dモデルを開く」を選ぶと生成された3Dデータをプレビューできます。
3Dデータの出来栄えはどうでしょうか?以前Remakeで生成した3Dデータが左、今回Recapで生成した3Dデータが右です。
驚くほどよく似ており3Dデータ生成アルゴリズムはほぼ同じようです。微妙に異なることから全く同一でもないようです。
12月1日以降に、Recap Photoがどうなっているか楽しみですね。