8/4と8/5に国際展示場で開催されていたMaker Faire Tokyo 2018で面白かったものの続きです。
まずは田んぼの草取りを合鴨のごとくにロボットでやってしまおうという農家にとって朗報のプロジェクト「i-GAMプロジェクト」。
無農薬を志向する農家は除草剤を撒かないので、収穫まで田の草取りを何度かする羽目になりますが、なかなか大変です。合鴨が足で泥を攪拌して雑草が根付かないようにするのをロボットでやらせようというわけです。家のお掃除もロボットがやってくれる時代に、田んぼの草掃除がロボットで出来てもおかしくありませんね。なかなかよいアイデアだと思います。
続いては、こちらも農村での問題である鳥獣被害への対策アイデアで、一定エリアに入った動体を検知し、鳥獣であると認識した場合は追い払う「のうぐらぼ」さんの「鳥獣ジャマー(Vermin Jammer)」。
ボール発射では実用性はまだ厳しいように思われますが、動物の嫌いな匂いを発するとか、やり方を工夫すれば原理的には活用できそうにも思えます。
次は「マイブランド」さんからの出展で「食べられる景色をつくろう!野菜水槽Agrium」。クラウドファンディングMakuakeでも支援者を募集しているようです。Agriumとは、「農業」を意味する[Agriculture]と、流木やコケを観賞して楽しむテラリウム[Terrarium]の造語のようで、花畑やハーブ園、里山や森林の風景など、お気に入りの景色をガラス水槽の中につくりこみ、愛で、育て、摘んで、料理に添えて楽しむ、新感覚の卓上インテリアとのこと。
目で楽しんで、口でも楽しめるのは良いですね。成長期に二酸化炭素を猛烈に吸収するようで、その供給が課題とかおしゃってました。クエン酸と重曹で二酸化炭素を発生させれば良いのではないかと思います。
次は、残像で遊べる剣「kira:bit 剣(ソード)」。micro:bitと多数のLEDを組み合わせて作ったようです。
この剣を適度な速度で振り回すと、残像で以下のような像が見えます。
昨年は、自転車のリムに仕込んで自転車の車輪が回転すると残像が見えるものがどこかで出展されていたような気がします。