Auto Level

UP純正ABSフィラメントでの造形に悪戦苦闘、各種プラットフォームシートにトライ

昨年、UPBOX+を購入した際に、UP純正ABSフィラメントがおまけで付いてきました。もっぱらUP純正PLAフィラメントとPolymakerのPolyplus PLAばかりを使用していたため、セルボードへのフィラメントの食いつきが良く収縮もほとんど発生せず、反りや浮きに悩まされることはありませんでした。
iphoneケースもUP純正PLAフィラメントで作り愛用していましたが、何度か本体を出し入れしているうちに細い部分が欠けてきました。PLAは柔軟性がほとんど無いので、無理に力をかけると破損しやすいことから、ABSでiphoneケースをプリントすることにしました。かなり難航したために、結果的に各種プラットホームシートを試すことにもなりました。

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3Dプリンターの水平自動調整機能は過信しないほうが良い

UPBOX+が不調だったため購入先に送り修理していただきましたが、保証期間内ということで無料でした(片道分の送料は必要)。戻ってきて設置する際、設置場所が水平か水準器で確認しUPBOX+本体が水平になるよう設置しました。
UPBOX+の水平自動調整(Auto Level)でプラットホームを水平に調整してプリントしていましたが、どうもうまくプリントできませんでした。以下の写真のように、写真上部(プラットホーム後方)は比較的整然とプリントできていますが、写真下部(プラットホーム前方)はかなり乱れています。ノズルの先端とセルボードの距離がプラットホーム前方(写真下部)では広すぎる上、ノズル内または先端にフィラメントのカスが残っていてフィラメントがカールして押し出されているようです。

水平自動調整(Auto Level)のみではきちんと水平にならないようです。UPBOX+修理後に購入元でもプリント確認してから返送していただいてますが、その際、購入元の設置環境に合わせて水平調整されたと思われますので、こちらの設置環境とはかなりズレていたと考えられます。

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